私が学生時代に勉強したことを中心に、宇宙物理の基礎的な内容を説明して行きます。
かの林忠四郎先生は「宇宙を素過程で理解する」というのを大事にされていたとお聞きしています。 私もそれは大賛成(私如きがおこがましいですが)。ということで、出来るだけ数式を使って理解することを目指します。 と、いっても、数式を「解く」のは数学であって、物理学者の仕事ではありません(断言)。ましてや私は観測屋ですし。 そこで、井上一先生のおっしゃった「心を理解する」ということを大切にしながら講義をしたいと思っています。
ご覧の通り,この講義は大学院生向けに2011年度まで講義形式で行っていた「高エネルギー天文学II」とベースは同じです. しかし,実際の講義では重点の置き方に違いを持たせます. 大学院生向けの場合は.「高エネルギー天文学」を専門として目指す学生向けですので「知識」も重要視します. 一方で,この講義は「物理で宇宙を理解する」ということを主眼に置きたいと思っております.
講義:式なども含めて基本的にスライドを使用します.スライドはあらかじめ公開して置きます. 授業に先立ちダウンロードし,プリントアウトをして授業に持って来てください. メモなどをそのプリントアウトに書き込むようにしてください. 電子的にダウンロードしてiPadやノートPCを授業に持ち込んでも構いません.
単位:出席とセメスター中に4回行う小レポートで点数をつけます. 小レポート課題はKULASISのレポート情報を使用して配布し,提出には期日を設けます. 小レポートの提出は理学部6号館教務掛レポートBOXにお願いします. (当初,紙でのレポート課題配布,メールでの提出を予定していましたが,やり方を変更します)
HighEnergyAstro_v2017_2.pdf(101MB)