我々の研究室で開発するETCCは、大立体角の視野と強力な雑音除去能力を持ち、 ガンマ線のエネルギー・到来方向・到来時刻・偏光の全てを観測可能な検出器です。 気球実験を重ねて様々な実証・実績を積んだのち、 最終的には人工衛星による全天観測を目指しています。 大型のETCCを数台、衛星に搭載する事で、 数百keVから数MeVの帯域の検出感度を10~100倍程改善でき、 MeVガンマ線天文学を大きく飛躍させたいと考えています。