目的:
宇宙におけるミクロなレベルでの物理過程を中心に、適当な教科書または原論文で学習する。
また同時に、宇宙のX線(A7)およびガンマ線(A8)の関与する過程について、基礎的な検出方法
を実習する。ガンマ線の観測とその解析、または宇宙X線検出の基礎プロセスの実験・解析を行う。
2012年度担当:
A7/A8共通ゼミ | A7実験 | A8実験 | |||
中村卓史 | 天体核研究室 | 鶴剛 | 宇宙線研究室 | 窪秀利 | 宇宙線研究室 |
山田良透 | 谷森 達 |
内容:
A7/A8共通ゼミ
ガンマ線バーストについての講義。その後、Radiative Processes in Astrophysicsを使用して、シンクロトロン放射や相対性理論など、宇宙高エネルギー放射の基礎物理過程・相互作用を学習する。
A7実験
放射線検出器の一つである比例計数管は、学生でも十分自作可能なほどシンプルなものでありながら、今なお実際の宇宙X線観測で使用される立派な現役装置である。A7実験では比例計数管を作りながら、その過程で宇宙放射線・電子回路などの基本的知識などを学ぶ。
A8実験
比例計数管・シンチレーター・CdTe検出器などの各種装置を実際に動かすことにより、X線・γ線計測の基礎を学び、最後は実際に宇宙線の測定を行う。
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