鶴 剛: 講義/1回生向け2005-2018年度後期「物理学基礎論B」


はじめに

電磁気学について講義を行います. 講義を受けている人は何度も聞いていると思いますが,電磁気学に限らず,物理学を学ぶ上で強調しておきたいのは...

  1. 式を覚えたり計算できることは立派なこと. しかしさらに大切なのは式の意味 (心) を理解すること.それ無しに計算がどんなに解けてもそれは物理とは言わない.
  2. また定性的・半定量的な「直観的理解」というものを大切にしたい.
  3. 式には色々な表現の仕方がある.その仕方の違いにびっくりしないこと.

参考書

私が講義を行う上で参考にしている本,その他読みやすそうな本を紹介しておきます. 「完全に準拠した」という意味での教科書は特に指定はしません. たくさん本が出ていると思いますが、それぞれはそれぞれに特徴があります. コンパクトにまとめたものや,式変形も詳細に書いたもの, 直感的に理解できるような説明を試みたもの,などなど.到達する所は同じでも,アプローチはいろいろです. 各自,本屋さんや図書館で眺めて自分に合った教科書を見つけて下さい.

電磁気学(講義は主にこの2冊を基本に構成している)

電磁気学(その他適宜使用している参考書)

ベクトル解析について


講義予定


講義録(時々アップデートしています)

KisoronB_v2018_0.pdf (4.6MB)


試験について

入試とは違い,勉強してもらうことが目的です. 下記の過去問,講義録の中の「例題」を,そのまままたは少し改変した問題を出します.

過去の試験問題の多くは下記に示す演習書を参考に作っています.解き方などは演習書を参考にすると良いでしょう.


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