X線グループへのお誘い

ガリレオは、自作の小さな望遠鏡の向こうに木星を回る4つの衛星を発見した時、 そして金星が月のように満ち欠けすることを見つけた時、「地動説」を確信した。 「自然の姿を正しく見ることが科学であり、その努力が研究の営みである」。  この原点を現代の我々は忘れてはいないだろうか。
人類は1962年以来、X線という新たな目で宇宙をみるようになった。 その新たな目でみた宇宙は、我々がまだ知らない、想像すらしなかった事実に満ちていた。 我々(X線グループ)は、宇宙をより正確にみる新たな目、最新技術の「X線観測装 置」を追求し、自然認識の感受性を磨き「あらたに見えた宇宙が何を語っているか」を 解き明かしたい。 永い文化を誇る日本からこそ最新の宇宙像を世界に発信したい。  それは未踏の頂への苦難の道ではあるが、やりがいと達成感に満ちる道であろう。
Photo - X-ray Satellite Astro-E
我々がいま歩んでいる道は、研究紹介を、 いままでを振り返って、将来の道は 総括と展望 をクリックしてください。 またはX線グループの面々に気軽に声をかけて下さい (物理教室の3階南側に棲息中;交通、地図

天体からのX線を、宇宙の真実を誰より先に見たい学生諸君。 我らX線グループへどうぞ。

宇宙線研究室 名誉教授 小山勝二

背景の木星写真はNASA提供です