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シンチレーションカメラ

シンチレーションカメラの開発

LaBr3.png電子飛跡検出型コンプトンカメラ(ETCC)の角度分解能・エネルギー分解能は、
ガス飛跡検出器を取り囲むシンチレーションカメラの性能が大きく左右します。

我々の研究室では、ETCCの角度分解能改善のために
エネルギー分解能の優れたLaBr3(Ce)結晶シンチレータアレイの開発にも取り組んでいます。
このシンチレータは潮解性が強く加工が難しいのですが、独自の技術でアレイ化に成功しました。
エネルギー分解能の平均値は662 keVのガンマ線に対して半値全幅5.6%を得ています。
このLaBr3シンチレータアレイを用いたETCCの角度分解能は、
662 keVのガンマ線入射に対して4.2°を達成し、
GSOシンチレータアレイを使用したETCCの角度分解能(6.4°)よりも約2°改善されています。